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Excelにはない、Googleスプレットシートのみの関数3選

カテゴリー:業務効率化 / 2023年11月02日:投稿

 

Excelにはない、Googleスプレットシート独自の関数以下3選をご紹介します!

【このコラムで紹介するもの】

①選択範囲を並べ替えるSORT関数

・・・選択範囲のデータを昇順または降順で並べ替える関数です。データの見やすさ向上や、データの分析や処理に役立ちます。

使用例

・成績表のデータを名前順に並び替え

・顧客の住所データを都道府県順に並び替え

②文字列を複数のセルに分割するSPLIT関数

・・・文字列を指定された区切り文字で分割して、複数のセルに格納する関数です。データを別のシートやデータベースに移したい時に便利です。

使用例

・住所データを「都道府県」「市区町村」「番地」の3つのセルに分割する

・メールアドレスを「ユーザー名」「ドメイン」の2つのセルに分割する

③別のシートから値を参照するIMPORTRANGE関数

・・・別のシートのデータを自分のシートに参照する関数です。リアルタイムに元データが参照でき、クラウドの強みが活かされていることが特徴です。複数のシートのデータを一元管理したい時や、シート間でデータを共有したい時に使用します。

使用例

・売上データのシートから、商品ごとの売上高を自分のシートに参照する

・顧客情報のシートから、顧客の住所を自分のシートに参照する

 

 

①選択範囲を並べ替えるSORT関数

使い方

=SORT(範囲, 並べ替える列, 昇順, [並べ替える列2, …], [昇順2, …])

昇順はTRUE、降順はFALSEで指定。

・範囲を指定して並び替える場合

商品名と数量を、商品名を基準に昇順に並び替え

D3セルに=SORT(A3:B7,1,TRUE)と入力する。

・列を指定して並び替える場合<昇順・降順>

商品名を昇順に並び替え

D3セルに=SORT(A3:A7,1,TRUE)と入力すると商品名の列がD列に昇順に並び替えられます。

数量を降順に並び替え

E3セルに=SORT(B3:B7, 1, FALSE)と入力すると数量の列がE列に降順に並び替えられます。

 

②文字列を複数のセルに分割するSPLIT関数

使い方

=SPLIT(テキスト, ”区切り文字”, [各文字での分割], [空のテキストを削除])

区切り文字は””で囲んで指定します。「,」や任意の文字列、空白で区切ることが可能です。

・A2セルの文字列を空白で区切って複数セルに分割する場合

B2セルに=SPLITと入力し、分割する文字列入ったA2セルを指定、区切り文字は全角のスペースを””で囲む。

全角スペースを区切り文字に下記の通り分割されます。

③別のシートから値を参照するIMPORTRANGE関数

使い方

=IMPORTRANGE(“スプレッドシートキー”,”範囲指定した文字列”)

リアルタイムに元データが参照されることが特徴です。

※スプレッドシートキーは、スプレッドシートのURLを指した名称で、下記の太文字の部分になります。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1kW2jDFsbaEe7tRIE9PSFUCJwytgHCjNh1Drz4GQ/edit#gid=0

※範囲指定した文字列は「”シート名!セルの範囲”」で指定します。シートが1つしかない場合は省略して結構です。

・参照する側のシートA1セルに=IMPORTRANGE(“○○〇PG5xyn0PQ670uV2flf_n8SJgPu9sn_5_EW2M”,”参照元!A1:F10″)と入力。

すると、Loading…と表示され、必要があれば参照元データのアクセス権を付与。

・データが読み込まれ、データの参照が完了です。

以上、スプレッドシートのみの関数3選のご紹介でした。

業務効率化のために使ってみてはいかがでしょうか。

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